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第82回三聖地巡拝

崇高なる精神で日々の生活を送る

 第82回三聖地巡拝が4月1日から3日に挙行され、バス13台に分乗した全国の会員代表272名が尊者のご精神を体し、日本国民、五色人種の代表として各聖地を巡り、国恩報謝の誠を誓うと共に、世界平和への祈りを捧げた。

 今回も昨年同様に、様々な新型コロナウイルス感染防止策が徹底された中での巡拝行となった。
 前日から、全国的に冷えこみ、花冷えとなった1日は、伊勢神宮・外宮を参拝。昨年同様三密を避けるために結団式などは中止され、岡野英夫理事長の挨拶の動画を各班毎にバス内にて視聴し、参加者は巡拝の心構えを培った。
 まず本部役員たち1班は外宮正宮にて御垣内参拝の後、奉拝の儀を行った。続いて、各班毎に参拝が行われた。
 翌2日は、伊勢神宮・内宮を参拝。内宮正宮にて御垣内参拝の後、奉拝の儀となった。その後、密を避けるため、本部役員のみが神楽殿に昇殿し、特別大々神楽が奉納された。神楽奉納後、巡拝団は橿原神宮へ向かった。
 橿原神宮では、同日から翌日にかけて行われる予定の「神武さん」の祭典準備が整えられる中、本部役員らは神職の誘導を受け、南神門にて手水を取った後、神職の先導により内拝殿に参進した。岡野理事長による玉串奉奠、拝礼行事を行った後、神武天皇陵を参拝した。当神宮では、大阪松虫支部の永田秀次支部長はじめ会員有志が巡拝団へのお土産をバス毎に配布、真心からのもてなしに巡拝参加者から喜びの声があがった。

 3日は、朝8時半から御寺泉涌寺・仏殿前にて、参加者全員が一堂に会しての朝礼が行われた。ご本尊に礼拝し、岡野理事長が挨拶を述べた後、一同で月輪御陵に参進した。

 御陵奉拝の儀の後、霊明殿へ進み、岡野理事長が表白文を奏上、代表者によるご焼香、参加者全員で勤行を行い、皇祖皇霊に感謝の祈りを捧げた。続いて、挨拶に立たれた上村貞郎長老猊下は「今年の秋季大祭には御霊地で皆さんにお祝いのお言葉をお伝えしたいです。今日は小雨が降っておりますが、本日は岡野聖法長老さまの祥月命日です。皆さんに清めの雨を降らされたように思います」と述べられた。その後、関西圏域の会員が見送る中、解脱金剛宝塔前へ参進。宝塔前の儀が行われ、無事に完遂できたことを金剛さまに報告した岡野団長は、「日本が世界に冠たる偉大な国家創建からの連綿とした命の伝承の中で培ってきた崇高な精神を世界各国の皆様方にお伝えをし、私たちもまた、自分たちの心の中にある崇高なる精神で日々の生活を生きて参りましょう」と述べた。
 最後に、同日が祥月命日である岡野聖法長老の供養を厳修した後、法縁の寺である醍醐寺へ向かった。
 醍醐寺では、金堂内にて今般の国難を無事に乗り越えられるように祈願する五大力尊仁王会の法要を営み、喜びの中で三聖地巡拝の全行程が終了した。

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