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第53回 神変大菩薩碑建立記念祭
偉大なる御神徳に感謝を捧げる
好天に恵まれた6月19日、山梨県富士吉田市北口本宮冨士浅間神社にて第53回神変大菩薩碑建立記念祭が解脱会本部主催、甲信教区主管で執り行われた。
霊峰富士は、古来より修験道の聖地である。没後、修験道の開祖として光格天皇より神変大菩薩の諡号を賜った役行者について、金剛さまは「富士山を開かれたのは役行者だ。その大恩人に感謝できないものは、富士の裾野で成功することはできないよ」と、先覚者である山梨富士支部長・山本仁三郎氏にご指導され、その御心に従った山本氏が神変大菩薩の御尊影を石に刻んで建立した。
例年に引き続き参加人数が制限される中、岡野英夫理事長をはじめとした本部役職員、甲信教区役員や熱心にみ教えを学ぶ地元会員らが参列した。
午前11時より開式。修祓、献饌、岡野理事長による祝詞奏上がなされた。次に代表5名が玉串を奉奠し、全参加者が真心からの般若心経を捧げた後、撒饌、終礼と続いた。
閉会挨拶にて岡野理事長は、神変大菩薩や弘法大師の法力を感得された金剛さまの偉大さに触れ、「年に一度は必ずこうしてお祭りに参列させていただき、心から感謝申し上げることが、金剛さまの弟子として大切なことではないだろうか」と呼びかけた。
続いて白木好雄甲信教区長は、城崎陽子先生著作『富士に祈る』の内容を引用しながら、会員のあり方として「歳を取る毎に、より凝縮された密度で日々振り返りながら、生活を送らなければならない」と述べた。その後、閉式の辞をもって式典は厳粛に終了した。また、感染症対策のため本年も直会は中止となった。
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