
秋季新支部長研修
去る9月23~34日の両日、御霊地にて令和5年秋季新支部長研修が開催され、神奈川湯河原支部を継承した福井恒明支部長、鯖江神明準支部を継承した高島利征支部長の2名の新支部長が参加しました。また、本研修が宿泊研修の形を取られるのは、実に4年ぶりのことでした。
23日午前10時より開式。解脱研修センターのお浄めの間で拝礼行事、み声拝聴の後、木﨑成博教務局長より開会挨拶がありました。続いて御霊地お山を参拝しながら、太神様をはじめとするお山各所の意義などを再確認しました。その後、解脱金剛記念館へ場所を移し、在りし日の金剛さまに思いを馳せつつ、支部長として金剛さまの手足となってお使いいただく覚悟を胸に刻みました。
解脱研修センターに戻り、岡野英夫理事長から「立教100年に向けて」と題した講話がありました。コロナ禍という時代の転換期を経て、新たな時代では精神文明の発展が急を要することに触れながら、「支部の大きな役目というのは、金剛さまがご念願された真の日本人を作ることです」と述べられ、会員をはじめとした多くの人々を大自然の法則に則った正しい方向に導いていくという信念を持ち、金剛さまに対する絶対の帰依心を深めて解脱の妙味を体得していってほしいと、激励の言葉が贈られました。
続いて木﨑教務局長より「支部の運営と活動」をテーマに講話があり、支部は会員にとって帰る家であり、勉強する道場でもあると述べつつ、会の細胞でもある支部を活性化していくために幹事の育成や支部行事の見直しが肝要であると説明。昨今、社会問題になっている闇バイトなどの乱れた世相に触れながら、「支部長は社会との一番の接点。どんな人でも『よく来たね』と迎え入れていただければ有り難い」と期待を寄せました。
その後、今庄康裕布教本部員より「諸札の扱いと心得」、中村浩之教務部長より「支部の実務」について、それぞれ講義を受け、時折実習を交えながら学びました。その後、お浄めの間にて終礼行事を行い、一日目の研修が終了しました。
翌24日は、早朝からお山にて祈願のお百度を踏みました。講義は御五法修業の実習から始まり、続く質疑応答では活発に質問が飛び交いました。その後、松田佳高布教本部員より「支部長の心得」について、さまざまな実例を基に講義が行われました。続いて川口仁史教学出版部長から「体験談からの学び」として、取材を通して感じた支部長の役割について講話がありました。その後、昼食を挟んでからは、小林佳子職員による「健康指導の活用」をテーマとした、実技を交えた講義が行われました。
お浄めの間に場所を移し、閉会挨拶に立った岡野理事長は、会員が自らの力で自己認識、自己反省、自我没却できるように支えてあげることが、支部長として思いやりのある指導であると述べ、「これから多くの方々と共に学びを深めて、多くの方々の幸せのために少しでもお役に立てますように、心よりご祈念申し上げます」と締めくくりました。最後に会員各家ならびに参加者各家の先祖供養、世界人類怨親平等供養を厳修し、支部長としてのお役目に対する責任と熱意を胸に、士気を高めながら帰路につきました。