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第19回実践作文コンクール
最優秀作品

低学年の部

「お下がりのおかしにありがとう」
ぞうしがやしぶ 二年 高木 なつみ

 わたしは、まい月、しぶの月まいりで家ぞくとでん車にのって、ごれい地へ行きます。
 わたしは、でん車の中で、「早く、おかしをもらいたいなぁ」思います。
 なぜなら、おまいりをしたら、お下がりのおかしをいただけるのを、いつもたのしみにしているからです。
 おかしをいただけるのは、ご本家とごれい地どう場です。ご本家では、なんとおかしとジュースもいただけます。わたしは、とてもたのしみにしています。
 いつも、ご本家のおくさまは、にこにことえがおでおかしとジュースをよういして下さいます。おかしとジュースをいただいたら、わたしは、おくさまに 「ありがとうございます。」 と言います。
 ご本家を出ぱつしたら、お山へむかいます。まず、おおがみさまをおまいりし、さいごに六地ぞうそんをおまいりすると、ごれい地どう場へ行けます。
 ごれい地どう場のごしん前でおまいりをしたあと、わたしとはとこのななこちゃんは、サッと立ち上って小ばしりをして、日ちょくしつの前に正ざをしてあいさつをします。
 日ちょくの先生が、「どうぞ。」 と言われたら、すぐにお下がりのおかしが入ったカゴの前にすわります。すきなおかしを一つえらべるのがうれしいです。日ちょくの先生は、いろいろな先生がいますが、どの先生もやさしそうです。
 この作文を書く時に、おとうさんやおかあさんと、ご本家のおくさまや日ちょくの先生のようすについて、お話をしました。
 今まで「おかしをもらってうれしい」としか思っていませんでした。よく考えて時間がかかってしまいましたが、わたしが思ったことは、「かんしゃ」ということです。
 これからも、おかしをいただいたり、何かをしてもらった時には、 「ありがとうございます。」 とかんしゃの気もちで言おうと思います。

中学年の部

命にありがとう
​阿佐谷北支部 三年 岡田 直樹

 ぼくの家は、五人家族です。お父さんは、会社に行って、岡田家のリーダーです。お母さんは、いつもせんたくやごはんづくりをしてくれます。お兄ちゃんは、たまに意見が合わなくてけんかするけれど、いっしょにゲームをしてくれたりするやさしいときもあります。おばあちゃんは、いつもやさしくて、たまに本を買ってくれます。
 ぼくは、ありがとうの意味がわからなかったので、じしょで調べてみました。かんしゃのきもちをあらわすことばで、めったになく、きちょうであるという意味でした。
 生きている動物や生きている魚、やさいなどをぼくは、食べます。生きている動物、生きている魚、やさいなどの、とうとい命を食べさせてもらい、ぼくたちは生きているのです。
 食べるときに「いただきます」ということは、動物たちがうれしくなることばだと思います。そして好ききらいなく食べるとおいしいです。ぼくは、ありがとうの心をこめて、いただきますと言おうと思います。やさいの好ききらいも、たまごアレルギーも早くなおしたいです。まず、にがてなものも、ひと口食べれるようにがんばってみます。  自分の命はかみさまからもらったもので、お父さん、お母さん、ごせんぞさまがいなければ、ぼくは生まれてこなかったと思いました。だから、お父さんとお母さんを大事にしたいと思います。そして、動物ややさいなどに、ありがとうという気もちを、大事にしていきたいです。
 ぼくは、作文を書いているなかで、人間に生まれて、生きているから、あそんだり、食べたり、ねたり、作文を書いたり、なんでもできてたのしめるんだなあと思いました。
 生きていることに、ありがとうと思えるように、なりました。

高学年の部

ありがとう
​伊東松原支部 小五 鈴木 大馳

 ぼくがありがとうと思ったことは、お父さんとお母さんにうんでもらったことです。
 ぼくは、二千十一年九月十一日に伊東市の市民病院でうまれました。
 ぼくがお母さんのおなかの中にいると分かった時、病院の検査で心ぞうが動いていないと言われたそうです。それでお母さんは毎日ごしんぽうを頂いて、お父さんとごくようをしていたそうです。一週間後の検査で心ぞうが動いていると分かり、とてもうれしかったと聞きました。
 それからお母さんは、ぼくが無事にうまれるように、すごくダイエットをしたそうです。
 お父さんは、お産の時に何時間も正座をしてお母さんの体を支えていたそうです。
 この話を聞いて、ぼくをうむのがすごく大変だったんだなと思いました。だから、うんでもらってありがとうと思いました。
 うんでもらっていなければ、ぼくは今ここにいません。もしもうまれていなかったら、好きなごはんも食べられなかったし、いろんな楽しいことも出来なかったと思います。
 ぼくの好きなごはんは、カレーライスです。毎日食べたいくらい好きです。特に、おばあちゃんが作ってくれるキーマカレーが好きです。生まれていなかったら、おじいちゃんとおばあちゃんにも会えませんでした。
 それからぼくは、友だちとゲームをすることが好きです。今、仲が良い友だちは、三年生の時から同じクラスです。いつも遊んでいます。もし、生まれていなければ、その友だちにも会えなかったと思います。  お父さん、お母さん、ぼくをうんでくれてありがとう。
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