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わかりやすい解脱の教え
第12回.
祈る
縁ある人の幸せを
祈る心に
神仏が宿ります。
人はなぜ祈るのでしょうか。たとえば家族や友人が大ケガや大病に見舞われ、生死に関わる大手術を受けるときなど、見守ることしかできない私たちは、神仏に救いを求め祈ります。そうした祈りが天に届き、生死の境をさまよう人が九死に一生をえることも、世の中には多いのです。人生には自分の力ではどうしようもないことも多くあります。こうした時、神仏に運命を託し、ふさわしく導いていただけるように人々は祈りを捧げるのです。
自分のことを忘れ、他者のために祈る心には神仏が宿ります。
祈りには神様や仏様、御先祖様と「つながる」意味合いがあります。私たちの長い人生では、困難に直面して、時として「辛い、死んでしまいたい」と思うことがあるかもしれません。そんなときは目をつぶり、御先祖様に手を合わせてみてください。御先祖様は私たちに命をつなぎ、亡くなっていった方々です。亡くなった後も、魂となって私たちを守ってくれています。実際に祈ると、御先祖様があなたのそばにいることを、実感するのではないでしょうか。
そして氏神様はあなたの住んでいる土地を守護されている神々様であり、気づかなくても、あなたを守ってくれています。私たちが氏神様で祈ると、その思いが神様に届き、生きるエネルギーを頂けます。
「祈り」は見えない世界とつながる大切な行為、神先祖の助力をいただき、人生を一歩一歩、進んでいきましょう。
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