わかりやす解脱教え

13.

礼儀・礼節

礼の心は敬いの心
「礼儀・礼節」は
敬う心を形に表すことです

   私たちは日々、暗黙のうちに職場の上司や学校の先生、部活の先輩に敬語を使い、挨拶をして、礼儀礼節を踏んでいます。これは私たち一人ひとりに社会的に求められるもので、できない人は評価を落とすことになりかねません。
 人間は社会性のある動物であり、この社会には、さまざまな関係があります。その中には上下関係があります。たとえば家族では、親子、学校では先生と生徒、先輩後輩という関係です。そうした関係の中では、目上である親や先生、生徒を敬うことが大切です。
 それは私たちの誰もが目上の人などのお蔭を多く受けているからです。たとえば両親がいなければ私たちはこの世に生まれてくることはありません。また学校で先生に学ばなければ、漢字の書き方や計算の仕方も判りません。部活の先輩のお蔭で、ルールや技術を学ぶことができるのです。そうしたことを知る時、目上の人々を敬うとことはごく自然であることがわかります。そして敬う心を形に表す行為が礼であり、礼儀です。またTPOに合わせて礼を実行することを礼節といいます。
 常に相手を敬い、自分との関係を大切に思う人は、礼儀礼節を欠かしません。そうした人は誠実な人として信頼され、好意を持たれる人です。
 礼儀・礼節というと目上の人との関係ばかりが意識されがちですが、敬う心は相手の素晴らしさを認める心です。素晴らしい長所や人柄は、年長者にばかりにあるわけではありません。さらに神の目から見れば、すべて神の子供であり、価値ある存在です。たとえ後輩であってもこれからの世界を支えていく存在なのですから、目下の人にも敬う心で接し、礼をもって行う人が真の礼儀・礼節の実践者であると言えるでしょう。

大切なこと-第13回/