わかりやす解脱教え

最後まで話に耳を傾け、
言葉の奥にある心を受け取る。
そうした聞き方を心がけよう。

「話す」ことと「聞く」こと、どちらが得意ですか? こう尋ねられたとき、「上手に話すのは難しいけれど、ただ聞くだけなら簡単」と思う人は多いでしょう。けれども他人の話を正確に「聞けない」あるいは「聞かない」ためのトラブルは数多くあって、たとえば上司の指示を聞き逃して失敗したり、妻の一言にカッとして口論となり、後で冷静になって「彼女の言う通りだった」と後悔したり……。「聞く」ことは案外難しいものです。

 

それでも次の二つの点に気をつければ、失敗はグッと少なくなります。 まずは相手がいったい何を言っているのか、「言葉」を正確に聞き取ることです。話は最後までよく聞いて、きちんと内容を理解しましょう。二つ目は、相手はなぜ自分にそういうことを言うのか、言葉の奥に込められた心や感情、思いなどをくみ取ること。たとえば友人がそれと知りながら、あえて自分の耳に痛い話や欠点などを話してきたとき、感情的になる前に、なぜ「友だちは、そういうことを言ってきたのか?」と考えれば、言葉の奥にあなたを思う相手の思いや心が受け取れるはずです。言葉を受け取る「聞く」から、言葉の奥にある心を受け取る「聴く」へとコミュニケーション能力を高めましょう。

 

さらにいえば、人は自分の話を最後まで話を聞いてくれる人、さらに心や思いをきちんと受け取ってくれる人に対して心を開き、信頼を寄せてくれるものです。つまり聞き上手は周囲の人から大切にされ、幸せな人生を歩める人です。