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スポットライト
日本の信頼回復に一役を担う
​日野台支部 山田盛和氏

 令和6年秋の叙勲で、日野台支部の山田盛和支部長が、瑞宝双光章の栄誉に浴しました。
 山田氏は19歳の時、事務官だった大学の友人に誘われたことを機に総理府に入り、その後公務員試験を受けて正式に総理府事務官となりました。
 25歳の時には旧軍人や遺族に恩給を支給する総理府恩給局に配置され、その際、恩給受給者情報をデータベース化し、受給者名など漢字を使用した初のシステム開発をするためにシステムエンジニアの技術を学びました。
 また、終戦まで日本国籍を有し、日本のために戦死した台湾人日本兵の遺族へ特別弔慰金を届けるといった特定弔慰金等支給業務に携わり、国交の断絶した台湾に何度も訪れ“日本の誠意を届けたことにより台湾国民の信頼を回復させる”ことへの一役を担いました。 
 そして平成17年には、旧日本軍が製造し遺棄したとされる海外に残っている化学兵器処理を行う内閣府遺棄化学兵器処理担当室でも尽力。最後に内閣人事局に勤め、人材育成に努めました。定年後も5年間、御礼奉公として恩給局に勤めました。
 今回の受賞は、こうした45年間の功績によるものです。
「この仕事に誇りをもって精一杯やってきましたので、この度の私の叙勲は、後輩に対する大きな励みにもなります」と山田さん自身の喜びもひとしお、これも「人の三倍働いて一人前」と、若い頃から父・山田玉吉氏の言葉を常に心に留め、朝から晩まで毎日必死に働いてきた賜と山田さん。また、受章の内示を受けたのは春の三聖地巡拝中だったことで、「きっと金剛さまからのご褒美です」と喜びを語ってくださいました。
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