top of page
*★スポットライト★*
廃材を生かして製作した防災ランプを寄贈
増永憲治さん(49歳・福井加茂河原支部)
眼鏡製造会社に勤める増永憲治さんは、金剛さまの「物を生かせ」とのご指導を実践すべく、眼鏡製造の際に出るチタン端材を使ったものづくり活動を展開しています。その活動の一つとして、関東大震災から100年目を迎えた本年9月1日、2人の仕事仲間と共に福井県鯖江市役所を訪れ、自分たちが考案・製作したチタン端材を用いた地震対応型の防災ランプの組み立てキット100セットを贈りました。
このキノコ型のランプは通常のランプとしても使用できますが、防災モードへスイッチを切り替えると、地震の揺れにより転がり落ちた際に点灯し、万が一、夜に被災しても明かりが確保できるという便利なランプです。
また、組み立てキットを贈る際に増永さんたちは、ワークショップを開きたいと出迎えた佐々木勝市長へ伝え、「ものづくりを通して、防災意識の向上につながれば嬉しい。作る楽しさと工夫することの大切さも伝えたい」と話していました。
これまで、眼鏡の製造過程で出たチタン端材は捨てられてきました。ゴミとしてうず高く積まれたチタンの廃材を見て、増永さんは十年ほど前から軽くて劣化しにくいチタンの特性を生かせないかと創意と工夫を重ねて意欲的に臨み、父親の幸三郎さんや仕事仲間と協力しながら数多くの作品を手掛けてきました。今回の防災ランプもその一つです。
防災ランプの他にも、眼鏡に着用すればマスクをしていても眼鏡が曇らない“くもらナイス!”をはじめ、LEDライトを使ったペンダントライトやブレスレット、ストラップ、オブジェなどの美術品を製作してきました。
現在も新たな作品の製作に向かって構想を練りながら、意欲を燃やしています。
bottom of page