兵庫教区・第84回宍粟萬霊塔建立記念祭
令和5年11月23日、山の木の葉が紅葉に染まる兵庫県宍粟の地で、解脱会本部主催、兵庫教区主幹による第84回宍粟萬霊魂祭塔建立記念祭が執り行われました。当地の萬霊魂祭塔は、北本・御霊地と同様に金剛さまが建立されたものです。
コロナ禍の影響を受け、自粛をして代表参拝による式典が3年間も続きました。さらに昨年には、過去に経験したことのないような大雨にも見舞われました。それらのことは、わが教区、解脱会に「よくよく考えてみるんだよ」と反省を促すための天からのお知らせであったのだと受け取っています。今回の建立記念祭を開催させていただくにあたり、「調和とおもてなしの精神」で執り行うことを心に誓い、兵庫教区の会員が一丸となり臨みました。
当日は感謝の言葉でしか表すことのできないほどの好天に恵まれ、兵庫教区のみならず、関西圏域、中国教区からも多数の参加を頂いて執り行うことができました。コロナ禍で自粛しておりました食事の接待も「おもてなし」の精神で、女性部がうどんの接待を致しました。「温かいうどんを食べてもらいたい」という一心から女性たちが味付けや具材などの試行錯誤を積み重ねて調理し、皆様に食べていただきました。提供するのに少し時間が掛かりましたが、この点は次回への宿題として改善させていただきます。また、明石沢野支部からはフランクフルトを奉納していただきました。
当日までに何度も集まって話し合いを繰り返した結果、大反響のもとに祭典を終えることが出来ました。何より今まで宍粟萬霊魂祭塔を訪れたことのない若い青年部員が多数参加して、応援してくれたことが一番の喜びでした。お祭りの締めくくりは、地元宍粟の特産物を景品に抽選会を行い、皆様に持ち帰ってもらう形で閉式致しました。
金剛さま御在世当時から、先人のご努力により脈々と続いてきたお祭りです。来年も「調和とおもてなしの精神」をモットーに、さらにパワーアップして会員の皆様をお迎えしたいと思っております。次回、令和6年11月23日には、更に多くの方々にご参加いただけますよう、兵庫教区会員一同、心よりお待ち申し上げます。
(兵庫安積支部 上山安博記)