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中国第2教区・広島原爆犠牲者慰霊供養会
中国第2教区では8月20日、第45回広島原爆犠牲者慰霊供養会を広島平和記念公園内にて開催し、37名が参列しました。中国第1教区、そしてもう一つの原爆爆心地である長崎がある九州教区からそれぞれ千羽鶴が奉納され、共々に慰霊の真心を捧げました。
行事に先立ち、代表者が広島平和都市記念碑および韓国人原爆犠牲者慰霊碑にそれぞれ献花し、韓国人原爆犠牲者慰霊碑では、周辺一帯の天茶の撒き供養を行いました。
午前11時、原爆供養塔前にて開式。開会挨拶では猪子恭一中国第2教区長が「昭和20年8月6日午前8時15分に広島の地に原爆が投下され、今年で78年目となります。当時は35万人が暮らしていましたが、その年の年末までに14万人が亡くなり、現在までに33万9221人が原爆死没者名簿に書き込まれています。今日、供養させていただく供養塔の中には未だに6万体余りの引き取り手のない遺骨が収納されており、我々はその霊魂を含め、原爆の犠牲者へ真心の天茶供養をさせていただきましょう」と述べました。
参加者はその言葉を胸に秘めながら、「広島原爆犠牲者之霊」「広島原爆被災鳥獣虫魚之霊」「広島原爆被災樹木草之霊」「広島原爆被災土精萬霊」へ礼拝し1分間の黙祷、猪子教区長による諷誦文奏上と続き、般若心経7巻の天茶供養を真心から厳修しました。
中国第1教区の高本昌則教区長が「西日本圏域の絆をさらに強めて、共々に切磋琢磨していきましょう」との挨拶をもって供養会は終了しました。
終了後は、有志が公園の周囲を流れる旧太田川へ天茶の撒き供養を行いました。
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