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関西圏域女性部・第3回関西タンポポの会

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 関西圏域主催の「第3回関西たんぽぽの会」が9月23日に関西道場にて開催され、124名(内子供5名)が参加しました。関西圏域では本年、4月と9月に「子ども達の心と身体の健康について」をテーマに学び、第3回の今回はNPO法人「ジャパンハート」理事長の吉岡春菜先生に講演していただきました。
 10時30分に開式。植田郁代圏域女性部代表の開会挨拶に続き、笹倉範久圏域長が立たれて、「当法人の創設者で最高顧問である吉岡秀人先生が講演された時、何かが降りてくるような感覚を覚え、ミャンマーの地で医療活動を始められたという話が、私には印象的だった。共に活動されている吉岡春菜先生のお話を通し、多くのことを学んでもらいたい」と挨拶されました。
 この後、吉岡春菜先生の講演を午前と午後に分けて拝聴しました。
 午前中は、ご自身が医師になった当初、アフガニスタンにて現地人の生命と生活を守る活動をされてきた医師の中村哲先生から学んだ「目的はこの地の人が幸せに生きるため、手段として医療を行っている」という教えを心の基に、夫である吉岡秀人先生と出会い、ジャパンハートの活動を共に歩まれるようになった経緯や、コロナ禍でも活動を休むことなく国内外で必要とされている所で活動されてこられたご体験を述べられました。また、先生ご自身がプロジェクトリーダーを務めている、余命わずかな小児がん患者の子どもたちとその家族が過ごす大切な時間をサポートしている「SmileSmilePROJECT」の主な活動内容を話し、「家族全員で一緒にいられる時間は意外と短い。病を抱えた家族がいる、いないに関わらず、家族の時間を大事にしてほしい」と強調されました。
 午後からの講演は、2人の息子さんを持つ母親の立場からの内容でした。息子さんたちはミャンマーに定期的に行かれ、当地の社会環境をはじめ、医師としての父親や共に活動をしている現地の人々と接して、2人の息子さんが自分の将来を真剣に考えている喜びを述べられました。同時に、活動のため家を空けがちなご自身に代わり、子育てが頼りきりとなっているお姑さんへ息子さんたちを立派に育ててくれたことへの謝意が述べられました。
 次の質疑応答では、参加者から活発に質問が出ましたが、どれにも誠意を持って答えられるお姿に感動したとの声が聞かれました。(関西圏域女性部 植田郁代記)

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