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スポットライト
第一回「広岡浅子賞」を受賞
障害者福祉に五十年以上にわたり貢献

 横須賀船越支部の渡邉美佐緒さんが、日本女子大学教育文化振興会桜風会の創設120年を記念して創設された第一回「広岡浅子賞」を受賞しました。
 広岡浅子氏とは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で主人公のモデルにもなった女性実業家で、日本女子大学校の創設に大いに貢献された人物です。今回の賞は、広岡浅子氏の志を受けて経済分野、広く社会の多様な分野で貢献している桜風会員(同大学の卒業生)を顕彰するものであり、渡邉さんは「社会貢献」の部門に選出された5人のうちの1人として、令和6年11月16日、桜風会120周年記念式典にて贈賞されました。
 渡邉さんは、同大学の創設者・成瀬仁蔵氏の教育理念に感銘を受けた両親の意向で、幼年より付属幼稚園へ通い、その後も学生時代を過ごし、同大学の社会福祉学科を卒業後、障害者福祉の仕事に携わりました。平成元年より自宅を開放し、様々な障害を持つ方たちが心安く過ごせる場所をつくりたいとの思いから「みのりの家」を開所、夫・典夫さんと二人三脚で活動を続けてきました。平成19年より社会福祉法人ビーハッピーを立ち上げ、現在では生活介護(デイサービス)「みのりの家」の他に、グループホームや相談支援事業などを行っており、渡邉さんは総合施設長を務めています。
 このたびの受賞に際して、渡邉さんは「命を頂いて生きていることへの深い感謝の心を持ち、日々人を敬いながら生活していく教えを、多くの恩人に授け導いていただけたお蔭です」と、喜びを噛み締めます。また、今後の展望については「次世代へのバトンタッチに向けた人材育成を課題に、『人と比べない。その人のありのままを受け入れる』という私たちの理念を、これからの世代にも伝えていきたい」と、力強く語られました。
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