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本宿天神社・夏祭り
30年ぶりに神輿や屋台が復活!

 北本市に位置し、地元住民をはじめ、御霊地や岡野御本家の氏神様としても崇敬を集める本宿天神社において、去る7月24日、25日に30年ぶりとなる大規模な夏祭りが開催されました。当日は夏休みを迎えた子供たちをはじめとした大勢の参詣者で賑わい、時間によっては参道を通行することが困難になるほどの大きな盛り上がりを見せました。
 祭りの開催に際しては、寄付金の返礼として寄付者のご芳名を入れた提灯が境内や隣接した道路に飾られました。そしてこの寄付金を元手に、近隣に住まう2000人の小学生以下の子供たちに対して、300円の「子供屋台割引券」が配られ、祭り当日に出店で自由に使えるような施策が施されました。
 当日は両日、午前7時と10時に祭りの開催を知らせる煙火が打ち上がりました。30軒もの屋台が本宿天神社境内に所狭しと建ち並び、午前10時から開店、各所から活気ある呼び声が響き渡りました。両日とも午後1時から奉納演芸が行われ、24日の午後4時から子供ビンゴ大会が、午後6時半からは地元企業の方々が担ぎ手となって5基もの神輿が渡御され、3台の山車と共に旧中山道から東口駅前ロータリーまでを練り歩きました。翌25日の午後4時半からは市内の太鼓グループによる奉納太鼓演奏とよさこい踊りが境内で行われ、午後7時からは境内において、祭りの締めくくりとなる盆踊りが行われ、櫓を囲んで二重、三重の輪になった人々が思い思いに祭りを楽しみ尽くしました。
 この祭りは本宿天神社夏季祭典実行委員会が主催のもと、北本市観光協会ならびに111の自治会が所属する北本市自治体連合会が後援となり、1年ほど前から準備が進められてきました。その中心に立ったのが横田清実行委員長です。衰退する祭りの行く末を憂え、地域活性化には祭りが欠かせないと感じた横田氏は、「一番の目的は子供たちに楽しい思い出を作ってあげることだ」と夏祭りの再開に動き出しました。
「大人になった時にあの時の祭りは楽しかったなーって思ってもらえたらそれでいいんです。子供たちにとってはそういう経験が必要だと思い、行動に移しました。有り難いことにたくさんの自治会長さんや地元企業の社長さん、市の関係者の方々がご協力くださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいですよ」
 前職で営業マンだった横田氏は、その経験を活かして祭りに対する熱意を人々に伝え、様々な人に協力を依頼。「やるからには携わる人が楽しくやらなきゃ!」という横田氏の人柄に心動かされ、最初は難色を示していた方も徐々に率先して協力してくれるようになっていったと言います。
「人を巻き込んでどんどん盛り上げて規模を大きくしていけば、絶対に来年、再来年に繋がっていく。一筋縄ではいかないことばかりですが、それが逆にモチベーション。ちょっとしたアイディアが軌道に乗ったり、散々断られた人をやっとの思いで口説き落としたり、そういう時はやっぱり、よっしゃ! って思います」
 大盛況のうちに幕を閉じた本夏祭りは、地元住民の方や子供たちに故郷での確かな思い出を芽吹かせたことでしょう。早くも来年の夏が待ち遠しく感じます。
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