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第19回実践作文コンクール

佳作作品

低学年の部

「ありがとう」はまほうのことば
御徒町支部 小二 にしわき わこ

 わたしは、おかあさんに、ありがとうっていいたいです。なぜかというと、いつもお手つだいをしたら「ありがとう」っていってくれるからです。そのことばを聞くと、わたしはうれしくなります。そして、心がもっとやさしくなります。だから、おかあさんにも、「ありがとう」っていいたくなります。
 おかあさんはときどき、じ分が言ったりやったことは、またじ分にかえってくるんだよとおしえてくれます。だから「ありがとう」て言うと、「ありがとう」がかえってくるんだなと思いました。
 わるいことばを言うと、わるいことばがかえってくるかもしれないので、あんまり言わないようにします。これからも、いいことばをたくさん言って、「ありがとう」をいっぱいつたえていきます。 

中学年の部

あたりまえでも
南新宿支部 小四 廣川 翔胤

 今はコロナでみつだと言っているけれど、ぼくの家はいつも人がいっっぱいです。
 ぼくの家はありがとうことにおじいちゃんおばあちゃんお父さんお母さんそして、お姉ちゃん3人とお兄ちゃんとぼくと妹と愛犬モア9人プラス愛犬で生活しています。
 そんな中に自分でもわらっちゃうくらい毎回友達が来ています。そして、いつもお母さんがちえこひいおばあちゃんみたいに 「普通はねこんなおおぜいでね生活しているのにね、また人が来てありがたいんだよ」と言います。
 そして、人が急に来ても本当にちえこひいおばあちゃんみたいに「よくきたね」と言っておかしやのみものをだしてくれます。これを前まであたり前だと思っていました。
 でも、今この文章を書いていて、これはありがとうことなんだな、と思いました。あたり前もありがたいこと、だと実感しました。

高学年の部

「青年部の人達にありがとう」
雑司ヶ谷支部 六年 高木 颯大

 ぼくは、青年部のお兄さん、お姉さんに会えるのを楽しみにしています。なぜなら、本部道場で行われる子供会講座や、鼓笛隊練習でぼくが赤ちゃんのころから、「そうた〜」などと声をかけてくれたり、かた車やおにごっこなどをして遊んでくれるからです。
 特に印象に残っている事が二つあります。
 一つ目は、子供会講座で青年部のお兄さんがお浄めの作法を教えてくれたことです。
 ぼくが、幼稚園に通っていたころ、まだしっかりとお浄めの仕方を覚えきれていませんでした。御三方から御秘宝様をお授けいただいた後に、回りをキョロキョロと見ていると、青年部のお兄さんが 「大丈夫?分かる?」と、声をかけてくれて、一緒にお浄めの作法を教えてくれました。そして、「良かった、これでお浄めのやり方が分かったぞ!」と、ぼくは思いました。
 二つ目は、鼓笛練習で教区のお兄さん、お姉さんがなぐさめてくれたことです。
 ぼくが小学一年生のころ、鼓笛練習のお弁当の時間にご飯やお茶をこぼしてしまい、泣いてしまいました。すると、教区のお姉さんが 「そうた、大丈夫だよ」と言ってくれたり、お兄さんが変顔をして笑わせてくれてなぐさめてくれました。泣き止んだぼくは、「次から気を付けよう」と思いました。
 子供会スタッフや教区のお兄さん、お姉さんは、いつもぼくたち子供の事を気にかけて見てくれるので、安心します。
 これらのぼくの経験の中で、ぼくは「青年部のお兄さん、お姉さんはやさしいな」、「一緒に遊ぶと楽しいな」と、自分が思った気持ちだけを考えていました。お世話になっている人たちのありがたさを一度も考えず、毎月行われる青年講座や支部での感謝日などに参加していました。その中で、今、ぼくが気付いたのは、当たり前のように参加したり、楽しめる事は当たり前ではないという事です。例えば、子供会講座は子供が楽しく参加できる行事ですが、計画を立てる人達や、開講挨拶、閉会挨拶をする人、拝礼行事、終礼行事、お浄めの先達をする人など、行うためにも関わる人達がいます。そういう人達にも感謝を伝えられるようになりたいです。
 今回の作文のように、こうして自分の回りへの感謝を見つめると思った以上に思い出が出てきました。それは、自分が本当は当たり前ではない事を、当たり前に感じているからだと思いました。これからは、解脱会で行われる行事には、関係する人々に対する感謝の気持ちも持って参加したいです。また、来年ぼくは青年部に入るので、そうやって感謝される人になりたいです。
佳作高
佳作中
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